【通勤用】クレマン PADROR実使用レビュー

レザーシューズ

まえがき

夏のボーナスが入ったので、通勤用に革靴を買ってみることにした。

通勤用とはいえ、筆者は私服OKな職種なので、靴は割となんでもいい。

なので、特にビジネス向けではないクレマンのパドロールを選んだ。

クレマン パドロールとは

クレマンはフランスの官公庁向けの靴メーカー。

そのため、実用的で剛健な革靴を多く扱っている。

その中でもパドロールは鉄道会社の社員のために開発されたモデルと公式サイトに記載されている。

PADROR | パドロール
『PADROR』※旧PADRE(パドレ) 1990年代にフランスの鉄道会社SNCFの職員のために開発されました。 その中でもオーセンティックな雰囲気を纏ったPADROR(パドロール)は、KLEMANの定番モデルとして人気を博しています。 チ...

チロリアンシューズではあるが、少し武骨さを感じられるところがワークシューズ味があって魅力的だ。

購入品

購入場所

筆者はポイント目当てで楽天で購入した。

カラーはブラック。公式サイトでは6色展開となっているため、なかなか迷うところだ。

お目当てのサイズがあるならば、公式のUPCYCLE(アウトレット)もアリだろう。

UPCYCLE
~KLEMANのUPCYCLEプロジェクト~ KLEMANは1988年から続くブランドで、フランスの伝統と品質を大切に守り続けています。そして今、UP CYCLEと称し、使わなくなったシューズやサンプル品を蘇らせ新たな価値を与える活動を行っ...

開封

先ず第一印象として、質感めっちゃいい!!

とはならない。

インソールの文字はあまり綺麗ではないし、革質も良いわけではない。あと、フランスからの旅路が長かったのか乾燥しているようにも見える。

でもワークシューズって感じがしてめちゃくちゃいい。こういうの好き。

購入サイズ

筆者はThe日本人な足型をしているため、日本ブランドのビジネスシューズであれば25.5cmを履けるが、海外メーカーだと大き目を選ばないと幅と甲が入らない。

  • ドクターマーチン1461: UK8(27cm)
  • コンバース オールスター: 27.5cm
  • NIKE エアマックスコマンド: 28cm

実寸に近いサイズを選ぶのがセオリーの革靴でも、それをすると履けないのだ。

特に、今回はフランス人向けの足型ということで、少し大きめの

EUサイズ日本サイズ
4126.0-26.5cm
4227.0-27.5cm

の2サイズで迷ったが、履けないことを恐れて42を購入した。

で、実際に履いてみた感じとしては、これで問題なさそう。

実寸+2cm近いサイズを選んでいるので、縦は緩いが、紐を締めたら十分なフィット感が得られる。

そして、何よりも足先が狭い。

捨て寸はあるのに、横も高さも思ったより余裕がない。

サイズ41だと履けないことはないが、最初はかなり窮屈だっただろう。

見た目

つま先のあたりが、写真で見るよりも細長く見え、意外とぼってり感がないなという印象を受けた。黒だとパッと見がビジネスシューズなので、NAVYの方が良かったかな……と思ったり、思わなかったり。

しばらく履いてクタクタになったら、印象が変わりそうな気がするので、それが少し楽しみである。

プレメンテ

上述の通り、届いた時点ではかなり乾燥していたため、履く前に油分を補給する。

艶を出すのが似合う靴ではないので、最低限のデリケートクリームだけ塗布。

  1. ヤギ毛ブラシでブラッシング
  2. デリケートクリーム塗り込み
  3. ボロ布で馴染ませる
  4. 豚毛ブラシで磨く

前後ではこんな感じ。うん、分からないね。

歩きやすさ

PADRORのソールは、セメンテッド製法なのでオールソールはできないが、そもそもオールソールするほど減らないと噂のラバーソール。

評判通りかなり硬い。

特にアスファルトの上では衝撃がダイレクトにアタックしてくるが、最低限の弾性はあるので、どちらかというと歩きやすい革靴だと思う。

意外だなと感じたのが、タイルの上での歩きやすさ。

仕事がら室内を歩き回ることあるのだが、硬いフロアの上を歩くのは案外疲労が蓄積する。

パドロールは固めの履き心地ではあるが、最低限の衝撃吸収はしてくれるので、意外と疲れなかった。フワフワで安定しないスニーカーよりもこういう靴の方が楽な場合もある。個人的にはそう感じるタイプだ。

あと、仕事で履くうえで良いと思ったのが、足音の小ささ。

固めのソールだが、コツコツという音がしないし、濡れていても嫌な音がしない。

この辺は鉄道会社向けと言うだけあってよくできているという印象を受けた。

サイズ感の変化

最初の1日、2日は足先が窮屈に感じられた。特に上から抑えられているように感じられたが、逆に言えば最初の1日、2日を過ぎると窮屈感はなくなった。

柔らかそうな革なので、馴染むのは早いのだろう。

幅が狭いことを懸念して長さ方向には大き目のサイズを購入しているため、しばらく履いた後は紐を締めても少し緩く感じるようになった。

サイズ41でも良かった…かもしれないが、現状痛みや脱げそうな感じはないので、このサイズで問題はないだろう。

長期使用

一時、階段の昇降時だけくるぶしが当たるように感じるときがあったが、踵だけのインソールを入れるべきかな……と考えていたらいつの間にか気にならなくなった。

2か月弱、週1~2日の頻度で履いた後はこんな感じ。

柔らかな革ならではの、ルーズな皺が入ってきた。ドレッシーな革靴とは違った風合いが出てくるようになって、クレマンらしくなってきた。

左足の内側だけ外れの革を引いたようで、少しだらしない感じにはなったが、クレマンならこれも味と思える。

仕事でも楽に履いていられる靴なので、今後ともガシガシ通勤に使って、ワークシューズとしてエージングしていきたいと思っている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました